新型コロナによって、世界が混沌としています。日本では、2020年の4月から始まったソフトなロックダウン、緊急事態宣言は2021年6月時点で地域を拡大しながら首都圏では3度、さらに2021年6月1日から再延長になりました。巷の飲食店をはじめ、卸売業、百貨店、ジム、カラオケ、その他サービス業、観光業など、様々な業種に負の連鎖を与えています。なかには、もはや限界とばかりに時短要請を退け、酒類の提供にも踏み切る店が出始めました。
政府や自治体、分科会が呼びかけるように、従来通りの感染症対策、「密を避ける」「うがい・手洗い」「マスクの着用」で感染症は本当に収まるのでしょうか?
実際に、分科会は1年以上も同じ情報発信を繰り返し、国民に犠牲を強いるものの、医療体制をはじめ、根本的な解決に至る道筋は示せていません。また、最近では、ワクチン接種が頼みの綱とばかりに、ワクチン接種を呼びかける声ばかりが大きくなっています。しかし、ここ2〜3ヶ月の間、先行して始まった医療従事者や高齢者へのワクチン接種はすでに重大な副反応が多数、発生しています。
ワクチンや人流を抑えるなど、いずれも健康被害か、経済への大打撃につながる政策ですが、代わりになる効果的な感染症対策があるとしたら、それは国民を救う貴重な提言になります。今日は、その可能性を大いに感じさせる大阪市立大学の名誉教授である井上正康先生にお話を伺いました。
井上 正康 先生
プロフィール
1945年 広島県生まれ
岡山大学院(病理学、医博)終了
大阪市立大学 名誉教授
宮城大学 理事・副学長 大阪市立大学特任教授(脳科学)
健康科学研究所 所長(産業医学)
大人の学校【現代適塾】塾長
腸内フローラ移植臨床研究会評議員
株式会社キリン堂ホールディングス取締役、学術顧問
科学的データに基づく新型コロナの正しい情報を書籍やYouTubeで精力的に発信している。新型コロナに関する書籍は下記の通り。
『本当はこわくない新型コロナウイルスー最新科学情報から解明する「日本コロナ」の真実』、『コロナワクチン幻想を切る 3日寝てれば治るのに!』、『新型コロナが本当にこわくなくなる本 「医学」「政治」「経済」の見地から 新型コロナ騒動を総括する』
必聴!!日本人×新型コロナの真実とは
ファクターXとは、間違いなく免疫力である
今回は、2021年4月にWorld U Academyで開催された井上正康先生のセミナー「『日本コロナ』の真実」を収録したものをノーカットでお送りします。貴重な情報であるため、一切の編集を割愛させていただきました。これまでの常識や、思い込みを覆すような話が盛りだくさんです。約1時間の収録ですが、飽きることなく最後までお聴きいただけることと思います。
主たる感染源は飛沫、空気感染ではない。腸内からの便にある
セミナー後に行われたインタビューでは、日本の如何ともしがたい感染対策の事実誤認や、感染源となる核心の部分についてお話をいただきました。日本の感染症対策の過ちとは何だったのでしょうか?厚生労働省や分科会でも発信されていない感染源についても明確に語られています。
《日本の感染症対策の過ち3ポイント》
①PCR検査の誤用(PCR検査は遺伝子のかけらを拾う。PCR検査の陽性者=感染者ではない)
②マスコミの流す富嶽の映像を見て主な感染源は、飛沫と誤解させられている
③マスクの着用は健康状態や場所によって必要な状況もあるが、自然免疫獲得の観点では不要
健康体の人がマスクをしても感染症対策にはならない
「マスクでは新型コロナのウイルスの侵入を防ぐことはできない。メッシュサイズが全く違う。鳥のケージに蚊が入ってくるようなものだ」と井上先生はいいます。咳やくしゃみなどの症状がある人、免疫系の疾患があるような人がいる医療現場ではマスクをすることに意味はあるとしつつも、健康体の人にはマスク不要であり、大規模な比較試験では優位性がないことが証明されたといいます。さらに、子供にとってはマスクの着用は有害であることも指摘されました。
マスクや三密を避けるよりも重要な感染対策の真実について語られています。
科学的にコロナを削減するために
飲食店、公共施設の安全はトイレの除菌、手洗いにある
何度となく繰り返される「人流の抑制」という名の感染症対策。しかし、今回の新型コロナの主な感染経路は、糞口感染であり、「トイレでの感染を予防することが大切だ」と井上先生はいいます。家庭内でもアルコールスプレーを置いて、使用前後に便座や内側のドアノブ、トイレタンクなどををシュッとひと吹きすれば感染が激減する。そして、飲食店などの店舗はもちろんのこと、公共施設のトイレ清掃や除菌、手洗いを徹底し、駅にある公共トイレの個室にもアルコールスプレーを置いて、便座に座る前にシュッとすれば、相当な感染症対策になるといいます。
今回の新型コロナ感染対策について井上先生のアドバイスを下記にまとめてみました。こうした対策が周知徹底されれば、店舗側だけでなく、個人においても外出先で対策ができ、闇雲に自粛を要請する必要はなくなるのではないでしょうか?
2021年6月時点、日本は東京オリンピック・パラリンピックを控え、政府によりコロナワクチンの接種が積極的に呼びかけられていますが、その陰では重大な副作用の事案が発生しています。折を見て、井上先生にはワクチンの問題点につきましてもWebミーティングやウェビナーでご意見を伺って参りたいと思います。
■井上先生公式サイト「健康科学研究所 現代適塾」
■セミナー取材先「ワールドユーアカデミー」